波 瀬 地 区
国道166号を松阪方面から桑原トンネルを抜け、大きく曲るとそこが波瀬地区です。すぐ天開山泰運寺の案内板、波瀬小学校を通過するとそのまま虹の泉、波瀬植物園、飯高波瀬林業総合センター、グリーンライフやまびこ、山林舎、波瀬郵便局等この地域の中心部を通って美滝地区へと続きます。旧道は和歌山街道の名残を残し、波瀬神社、本陣跡があり、神社の裏手には波瀬窯や地蔵寺があります。
草鹿野(そうがの)集落とは、波瀬地域の一番小さな集落であるが、大昔から人々が住み、雨ごいをしたという雨の宮があります。
■口窄泰運寺
宝暦12年(1761)、泰運寺了啓が開いた曹洞宗のお寺で泉州(大阪府)岸和田城主岡部の祈願所となりました。
泰運寺本尊、子安聖観音は、慈母観音といって安産・子育てに霊験あらたかといわれています。
■八角大梵鐘(県指定文化財)
・松阪市飯高町波瀬 泰運寺(口窄寺)
・昭和28年5月7日 県指定 年代:江戸時代
八角形の大梵鐘で、各面に法華経一巻ずつ計八巻、総字数69,843文字が刻まれています。内面には、天開山泰運寺略記、寄進者、鋳工者名等が記されています。
■波瀬本陣
和歌山街道の宿場に設けられたもので、大火により焼失したものを慶応3年(1867)九代目中村甚之進によって再建された比較的新しいものであるが、江戸時代の本陣の姿を完全に伝えたものとして貴重です。
この本陣が、最後の大役を果たしたのは、慶応4年、14代紀州藩主茂承の妻、倫宮則子が和歌山へ帰るときに泊まられたと記録されています。
■雨の宮
土地の古老の話によれば、古来より“雨乞い”の宮として信仰の対象とされ、祭事も行われていました。
1個の大きな自然石を中心に周囲を方形に20~30個の自然石が並んでいます。また、樹齢200年もあるかと思われる“シキミ”の木も見られます。
■虹の泉
1979年から陶芸作家東健次さんが制作活動を続けている陶芸の森・虹の泉があります。波瀬の自然を背景にして描かれた巨大な陶壁と広場は、まるで別世界の空間にいるようです。
希望すればイリスの壁に自分の陶板を作り、展示していただけます。
【入場料 】 500円
【陶板1枚(タイル) 】 4,000円になります。
※他にも波瀬地区には下記のような施設があります。
詳細は下記リンクからご覧ください。
≪リンク≫
【山林舎】
http://homepage2.nifty.com/sanrinsha/
【はぜの風】
http://www.ma.mctv.ne.jp/~kureson7/
【波瀬植物園】(おふく茶屋)